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[romen-ml:1290] 秋の全国交通安全運動の広報花電車



 昨日(21日)から始まった秋の全国交通安全運動を広報するための花電車(51号)の様子を午前中から取材に出かけてきました。

 まず最初に向かったのは、広島市民球場の前でした。ここにはすでに電車の愛好家などが写真撮影の準備をしていました。やはり私と考えることが同じようで、今年で最後となる広島市民球場と一緒に花電車を撮影していました。相生通りの自動車の通行量はいつも多いのですが、午前中は若干少ないため、撮影するには午前中がよいようです。

 広島市民球場の前を通過した電車が紙屋町西電停で停車した時、前方に運良く6号線広島駅行きの電車が停車していました。この前方の電車に乗車して広島駅電停まで先回りをすることが出来ました。広島駅電停を出発する花電車の姿を撮影した後、広電本社前電停、本通電停、横川駅電停の各ポイントで花電車の撮影を行いました。

 通りすがりの人たちも花電車を発見して驚いたように眺めている光景が見られました。また携帯電話などで撮影する人の姿も多く見られました。ただ今年の花電車は、走行中に交通安全についてのメッセージを放送しないようで、花電車の存在に少し気づき難い感じがしました。


 話は変わりますが、花電車を追いかけて広電本社前電停で待っているときのことでした。乗り場に3号線広電西広島行きのワンマン電車が停車していたところ、高齢の車いすのセキュード(男性)さんと介助の女性(奥様と思われます)が乗り場へとやってきました。サイドミラーで利用客の乗車動向を監視していた運転士が電車が飛び出してきて、乗車するかどうかを尋ねていました。1号線の電車に乗車したかったようで、セキュードさんは丁寧に断っていました。

 そして後続の1号線広島駅行きの電車が到着しました。しかしステップのある3000形電車でした。すぐに車掌が出てきて「ご乗車されますか?」と尋ねていました。そして電車の前方では、運転士が乗り場に設置してある業務用電話を使って、後続の超低床電車の走行場所を探していました。そして、この3000形電車の後ろ10分のところに5100形電車が接近していることが判りました。セキュードさんは、乗り降りの楽な超低床電車への乗車を希望したため、この3000形電車を見送りました。別れ際に車掌が「乗車の時には、後続の車掌にお申し出ください。」と丁寧に話しをしていました。

 しばらくすると5100形電車が到着して、セキュードさんと介助者は無事乗車することが出来ました。私も移動のためこの電車に乗車しましたが、電車の車内では、車掌が行き先などをセキュードさんに尋ねていました。八丁堀電停まで乗車することが判明すると、八丁堀電停の先方の横断歩道は工事中なので、後ろ側の横断歩道を使うことを勧めていました。ただ単純にセキュードさんを目的地に送り届けるだけでなく、こうしてその後のことも心配や配慮をして言葉を掛けていることにとても感心しました。

 この一連の広電電車の乗務員の行動を観察していると、セキュードさんなどへの対応の良さが判ります。セキュードさんのことを相当気に掛けており、肌理細やかな対応には少し驚かされました。

2008年9月22日
メルマガ・路面電車 石崎達也

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