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[romen-ml:1293] 手助けが人を見捨てない広島人



 今日は曇り空の天気でしたが、気温は上昇して少し蒸し暑い状況でした。午後から本通電停から広電本社前電停までを取材してきました。

 2号線広島駅行きの電車に乗車して市内中心部を目指して移動していたとき、高須駅から杖を突いた高齢のセキュードさんが乗車してきました。歩く速度がとてもゆっくりだったのですが、前中扉から近くの座席に着席をするまでの間、電車を揺らさないようにとてもゆっくりとした速度で走行させた後、セキュードさんの着席が完了したところで通常の速度で運転をしていました。
電車の前方だけでなく、周囲の様子もよく観察していないと出来ない運転だと思いました。このような小さな心遣いの積み重ねが市民から愛される乗り物になって行くのだと思いました。

 紙屋町西電停で降車した後、本通交差点まで移動して取材を開始しました。今日は鯉城通りが大変渋滞をしていて、原則自動車の進入が許されない軌道の上を走行する路面電車の優位性がよく発揮されていました。
 市役所前電停の周囲を観察してみましたが、まだ乗り場の移設工事は始まっていないようでした。
 日赤病院前電停まで移動してきた時、消防車のサイレンの音が聞こえてきました。消防車2台が到着しました。この近くの商店で小火騒ぎがあったようです。この後、広電本社前電停まで歩いて、取材を終了しました。

 広電本社前電停で取材を打ち切って、電車に乗車して帰宅することとしました。3号線広電西広島行きの電車に乗車していたところ、市役所前電停から赤ちゃんを乗せたベビーカーと母親が乗車してきました。乗り場の利用客が乗車の手伝いをして乗車させていました。手助けが必要な人を見ると黙っていられない広島人らしい行動のようでした。

 紙屋町西電停ではなく、原爆ドーム前電停で2号線広電宮島口行きの電車に乗り換えました。エリアフリーパスを使っているので、このような変則的な乗り換えも可能なのが便利です。

 この原爆ドーム前電停でも車いすを使う小さな男の子のセキュードさんを発見しました。2号線広電宮島口行きの電車を見送っていたようで、超低床電車を待っているようでした。しかし、電車の運行案内表示板には、2台先までの2号線広電宮島口行きの電車がステップのある旧型電車が接近していることを示していました。そこで次の電車に乗車することとしました。
男の子の介助者と私が一緒になって車いすを持ち上げて電車に乗せていると、車内からも利用客が車いすを一緒になって引っ張りあげてくれました。ここでも手助けが必要な人を発見すると、見て見ぬふりが出来ない広島人が居てとても嬉しくなりました。

 2号線広島駅行きの電車に乗車して帰宅していると、楽々園駅の手前で電車が緊急停止していました。最初は、前方の電車の運転が遅れているものと思っていました。しかし、車掌が電車から飛び出して行き、何かをしていました。そして電車に戻ってきて電車の運転が再開されていました。車掌が状況説明を車内放送していた内容によりますと、踏切の反応灯が悪戯されていたということでした。多くの利用客に迷惑を掛ける悪戯行為だけは是非止めて欲しいものです。軽い気持ちで悪戯をするのでしょうが、その結果は決して軽くはないことだけを最初に考えて欲しいと思っています。

2008年9月25日
メルマガ・路面電車 石崎達也

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