昨日の雨は上がりましたが、曇り空の寒い天気でした。お昼からハノーバー電車(238号)の運転の様子を取材してきました。
2号線広島駅行きの電車に乗車して、土橋電停まで移動しました。土曜日ぐらいから、2号線の電車の内、ステップのある電車のステップの側面に広告が掲載されているのを発見していました。
宮島線の各駅の上下線を分離するフェンスに広告を設置するなど、広電電車の広告への取り組みがとても積極的であるようです。少子高齢化による、学生や就労人口の減少によって公共交通機関の利用客の減少が見込まれている中、昨今の景気後退などによって、より一層の利用客の減少が心配されています。このような広告掲載による売り上げは、経営安定化の一環として作用するものと思われるため、積極的に行う広電電車の姿はとても評価できるものと考えています。
この土橋電停で、4回目の運行(最終回)の運転のハノーバー電車を待ちました。しばらくすると電車の運行案内表示板に8号線横川駅行きの電車が続けて接近していることを表示していました。一般の営業運転の8号線横川駅行きの電車の後ろを追いかけるようにして8号線横川駅行きのハノーバー電車が運行されるため、この後ろの電車がハノーバー電車であることが判りました。
電車に乗車すると5名の利用客が乗車していました。一組の親子は、どうもこのハノーバー電車を目当てにして乗車しているようでした。ハノーバー電車の中でも携帯電話で記念写真を撮っていました。ハノーバー電車が横川駅電停に到着すると、周辺にいた利用客などが集まってきて、ハノーバー電車を撮影したり、自分自身を入れて記念写真を撮るなどをしていました。
この横川駅電停から再度ハノーバー電車に乗車して、江波電停まで移動することとしました。電車には8名ほどの利用客が乗車していましたが、携帯電話などで室内を撮影するなど、撮影会のような雰囲気となっていました。とても和気藹々とした状態のまま、江波電停まで移動することができました。
今回の乗車で面白いことを一つ発見しました。ハノーバー電車の中には、ワンマン電車の特徴の降車ボタン(いわゆるピンポン)が設置してあるため、途中下車をしようとする人が次々と押していることでした。どうもこの降車ボタンは動作させていないようで、音が鳴ることはなく、当然ランプも点きませんでした。不審そうに周囲を見渡す利用客に車掌が合図をして、降車することを認識していることを知らせていました。変な形ですが、利用客と乗務員のコミュニケーションのきっかけを作っていました。
2008年11月9日
メルマガ・路面電車 石崎達也
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