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[romen-ml:1341] 江波線の PTPS 実証実験はこれから?



 今日は、読者さんより、江波線で公共車両優先システム(PTPS;Public Transportation Priority System)実証実験が行われているようだとメールをいただき、これを確認するために江波線に出かけてきました。

 PTPSは、全国各地でバスを中心として運用が行われているものです。インターネット上でPTPSをキーワードで検索すると多くの実施例を紹介していて、すでに実験的なものではなく、実用的なものとして定着をしているようです。そして広島市の一部にも実施されていて、ご存知の読者さんも多いことと思われます。

 すでに実用的なシステムのPTPSを広電電車の江波線で実証実験を行うことの意義がよく判らない感じでした。しかし、バスとは運行される様子が違う路面電車において、PTPSが効果があることを一応確認しておくことには、見えない(未知な)問題の洗い出しなどの効果があるものと想像されました。

 PTPSの実証実験は、バスなどで行われている光ビーコンの地上装置とIDを発信する車載装置を使って、中央の制御システムから信号機を制御して電車の運行をスムーズにするもののようでした。

 そこで、地上装置の光ビーコンの設置状況などを確認してみることとしました。光ビーコンを設置予定の三箇所を観察してみましたが、まだ光ビーコンは設置されていないようでした。しかし、三箇所の設置予定場所と思われる電柱を特定することが出来ました。電柱には、光ビーコンの信号を制御する信号ボックスと、この信号を電話回線で送信する信号ボックスの二個が、それぞれ新しく設置されていました。しかし、これらの信号ボックスは工事中のようで、配線が途中で中断しているようでした。そのため具体的な実証実験は、これから行われるものと思われました。

 江波電停まで一本ずつ電柱や街路灯を確認しながら移動した後、取材を終了して帰宅することとしました。
 帰宅のために乗車しようとした6号線広島駅行きの電車に足が弱いセキュードさんが乗車しようとしていました。外見は健常者のように見えていたので最初は気づかなかったのですが、運転士のいる前扉に近づいたときに、運転士に引き上げてくれるように頼んでいました。運転士も心得ているようで、すぐに笑顔でセキュードさんの腕をつかんで車内に引き上げていました。
 江波電停などでは、このようなセキュードさんと乗車を介助する乗務員の姿をよく見かける場所の一つとなっています。

2008年12月1日
メルマガ・路面電車 石崎達也

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