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[romen-ml:1519] 車掌の心遣い



 今日は雨が降ったり止んだりをする不順な天気でした。夕方より、私用で広島市内中心部に出かけてきました。

 いわゆる取材活動は行いませんでした。私用を済ませた後、立町電停から2号線広電宮島口行きの電車に乗車して帰宅していました。電車の混雑度はつり革に立っている人がポツポツと存在する程度でした。

 本川町電停から十日市町電停に向かって移動する途中、車掌が両替やバスカードの販売のために巡回をしていました。一部の座席で、間隔を広く開けて着席している利用客たちに座席詰めのお願いをしていました。このお願いに対応して、利用客たちも一斉に座席詰めが始まりました。一人分の空間ができました。出来上がった空間の前に立っていた利用客が周囲を見渡して、優先して座って欲しい人がいないか確認して着席をしていました。
 これらは、少しでも楽に帰ってもらおうとする車掌の心遣いでした。

 この後、十日市町電停で二名の高齢のセキュードさんが乗車してきました。車掌がすぐに周囲を見渡して空いた場所を探し始めたところ、このセキュードさんがゆずりあいの席に座っている利用客に呼びかけて座席を譲ってもらっていました。
 身体障害者や高齢者のセキュードさん自身から見知らぬ第三者に声を掛けることはなかなか難しいものがあると思われましたが、どうもこのセキュードさんは以前から座席を譲ってもらっている経験があったようで、気安くこのような申し出をしていたようです。
 セキュードさんに優しい広島の人だからこそ、安心してこのような申し出が出来るものだと思いました。
 私は、自分から座席を譲って欲しいと声を出してくれるセキュードさんがもっと増えて欲しいと思いました。一般の健常者もセキュードさんのために何かをしてあげたいと思うものです。そこで何をして欲しいかを意思表示してくれることは、健常者も対応しやすいと思ったからです。

 今日もとても気持ちのよいものを見て温かくなりました。

2009年8月1日
メルマガ・路面電車 石崎達也

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