原爆投下から64年が経過しました。この原爆の日に行われる広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列する人たちなどの輸送に当たる広電電車の様子を午前中に行ってきました。そして夕方より、原爆ドームの周囲で行われるピースキャンドルや元安川で行われる灯篭流しの様子なども取材してきました。
6時30分ごろに山陽女子大前駅から2号線広島駅行きの電車に乗車しました。電車の中は混雑をしていて、日ごろサラリーマン姿で混雑する電車ですが、今日は家族に連れられた高齢者の利用客が目立ちました。もう一人で式典に参加できなくなっている被爆者の方々も多いように思われました。
原爆ドーム前電停に到着すると、上下線の乗り場にそれぞれ4〜5名の集札員が待機して、乗降客の誘導に当たっていました。日ごろ広電電車を利用しない人の利用が多いために運賃支払いなどでトラブルなども発生しているようでした。
たとえば宮島線内から乗車してきて150円の市内電車回数券で支払おうとする人たちの姿などが見受けられました。どうも何かの団体のようで、団体主催者から回数券を受け取っていたようでした。このような場合、この団体全員に回数券ではなく現金やプリペイドカードで支払って欲しいとお願いしていました。集札業務も日ごろの混雑の時のようには行かなかったようです。
多くの乗降客を取り扱っていたこともあって、8時15分の原爆投下時刻に行われる一分間の黙祷のアナウンスをすることが出来ないまま発着する電車の姿が見られました。利用客の安全とスムーズな運行のため、已むを得ない状況だと理解できました。
8時15分過ぎから原爆ドームの周囲や原爆の子の像の周囲を観察して回りましたが、昨年よりも平和公園に集まっている人の数が少なくなっているように感じられました。はやり被爆者などの参列者が高齢化した影響もあるようです。
9時ごろに取材を一旦打ち切って自宅に帰って、夕方より出直すこととしました。帰り道の電車の中から、大きな主要交差点に警察官と広電職員が待機していているのが見えました。電車運行の安全の確認と警備活動を行っているようでした。
18時ごろに再度原爆ドーム前電停に到着しました。電車乗り場にはには、上下線にそれぞれ1〜2名の集札員の姿が見えました。早朝の時よりも多くの乗降客の姿がありました。また原爆ドームの周囲や元安川の周囲に非常に多くの人たちが集まっていました。ピースキャンドルや灯篭流しが綺麗に見える日没が近づくに連れて更に人が集まっている状況でした。もう歩くことさえも困難な状況となっていました。
この多く集まった人たちの姿とピースキャンドルや灯篭のゆらめく明かりを一緒に撮影した後、20時30分ごろ帰宅することとしました。乗り場にも帰宅しようとする多くの人たちが詰め掛けていて、大変混雑をしていました。電車の通過などに合わせて、笛を吹くなどの警戒活動を行って電車を安全に運行されていました。広電電車では、大きな問題もなく、無事に旅客輸送の任務を果たしていたようでした。
2009年8月6日
メルマガ・路面電車 石崎達也
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