ここ数日雨模様で、今日も雨が降り続く天気でした。午後より、小網町電停から紙屋町西電停までを取材してきました。
広島市内中心部は雨のためか人通りはいつもより少ないように感じられました。また平和公園や原爆ドームの周囲も観光客の姿は少ないように感じられました。
取材を終了して帰宅のために2号線広電宮島口行きの電車に乗車していました。電車が高須駅に接近した18時ごろ、電車が緊急停止しました。そして踏切に閉じ込められた自動車を脱出させるまで停車するという車内アナウンス流れてきました。
すぐに窓から車外を確認しますと、高須踏切の広電宮島線とJR山陽線の間の空間に軽自動車が停車しているのが見えました。そして広電電車の乗務員がこの軽自動車を誘導して広電宮島線側の遮断機から脱出させていました。
広電宮島線は上下線とも停車しているため安全が確認されていることから、JR山陽線側ではなく、広電宮島線側から脱出させたものと思われました。安全を考えるととても正しい手順であったと思われました。そして僅かな時間で運転再開が出来るように脱出の誘導を行うところをみると、日ごろから非常事態の対応について十分な訓練などが行われているものと思われました。そしてとても心強く感じました。
広電宮島線とJR山陽線が平行して走る区間では、何箇所かに共同踏切が設けられています。このような共同踏切で自動車が立ち往生したとき、広電宮島線とJR山陽線の僅かな空間部分に逃げ込んで列車をやり過ごそうと考えるドライバーが多いようです。しかしこれはとても危険なことです。現実に列車が自動車に接触して死傷事故(2001年1月29日鈴峯踏切事故など)も発生しています。
踏切で閉じ込められたときのもっとも正しい対応は、すぐに自動車を前進させて遮断機の竿を自動車で押し上げながら脱出することです。遮断機の竿は自動車の脱出の妨げにならないように根元の部分が折れ曲がる構造となっています。
次に自動車の故障などで脱出が困難なときには、事故を未然に防ぐために緊急列車停止ボタンを押したり、発炎筒を点火して列車を止めることをしなければなりません。そのまま放置すれば重大事故は免れないからです。踏切内で自動車を停車させることはとても危険なことであることを自覚して欲しいと思っています。
なお遮断機の竿を自動車で押し上げて脱出するときに、遮断機の竿によって自動車の車体に傷が入る可能性もあります。しかし自分の命と引き換えにして躊躇することはとても馬鹿げたことです。車体の傷はお金で修理して解決することが出来ますが、自分自身の命や体はもう返ってきません。
安全な踏切の横断方法と緊急事態の対応方法について再確認を全てのドライバーにお願いいたします。
2009年9月30日
メルマガ・路面電車 石崎達也
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