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[romen-ml:1576] ダイヤ改正初日



 少し雨模様でしたが、早朝にはなんとか降り止んでいました。こんな天候の中、ダ
イヤ改正の初日の様子を広電廿日市駅を中心に取材をしてきました。

 取材は、実は昨晩の深夜から始めました。25日の最終電車が出発した後の広電西
広島駅を訪れてみると2名の作業員が時刻表の張替え作業をしているのを発見しまし
た。いくつかのグループに分かれて手分けをしながら時刻表の交換作業を朝までに行
うということでした。
 この広電西広島駅での張替え作業は特に時間がかかるものだそうで、シール状の時
刻表を丁寧に剥がしたあと、溶剤を使って粘着糊も丁寧にふき取ってそしてようやく
新しい時刻表のシールを張り付ける作業となっていました。私が観察していたとき、
一枚の時刻表シールを交換するのに30分程度の時間が掛かっていました。

 深夜の時刻表の交換作業を取材した後、自宅に帰って朝を待ちました。そして向か
った先は広電廿日市駅でした。2001年11月1日のダイヤ改正で廃止された広電
廿日市駅発の電車(折り返し電車)が復活しましたので、この様子を観察するためで
した。

 駅に到着すると、広電宮島口行きの乗り場に新しく折り返し運転で必要となった設
備が新設されているのを発見しました。上り電車の接近表示灯や時計などです。しか
し電光式の行き先表示板などは2001年のダイヤ改正前まで使用していた施設をそ
のまま復活させて使用しているものもありました。
 そして利用客向けとして、広電宮島口行きの乗り場から広島駅行きなどの始発電車
が出発することを知らせる案内も張り出されていました。

 この広電廿日市駅で折り返して行く電車が到着すると、広島駅行きの乗り場に特別
に待機していた広電職員が始発電車であることを案内して、広島駅行き乗り場から広
電宮島口行きの乗り場へ誘導する光景が見られました。まだ新しいダイヤになってこ
の廿日市駅を始発とする電車の存在を知らない利用客が多いようでした。

 折り返し運転が廃止されて8年も経過しているので、かつての折り返し運転で始発
電車が存在していた人も少なかったようです。
 私の思い出ですが、まだ10年以上前はまだまだ団塊の世代の人たちが数多く現役
で働いていていました。この周辺の住宅団地から続々と広電電車に乗車して市内中心
部の職場に向かっていたものでした。
その中には、私が住んでいる月見台団地などから最寄り駅の山陽女子大前駅に向かわ
ず、始発電車が出発する広電廿日市駅まで歩いて乗車する人も多かったものです。市
内線電車区間まで乗車した場合、山陽女子大前駅からでも広電廿日市駅からでも同じ
運賃だったことも影響しているようでした。
朝の広電廿日市駅の広電宮島口行きの乗り場は、それは押すな押すなの大盛況ぶりで
した。そのため当時はあの集札ラッチのところに職員が配置されていました。また乗
り場にも職員が配置され、利用客の安全誘導も行われていました。今とは全然違った
光景が繰り広げられていたものでした。

 さて今回のダイヤ改正では、広電廿日市駅での折り返し電車の復活や宮島線内しか
走らない広電西広島行きの電車が増えていることが特徴でした。これも朝の通勤通学
時間帯の利用客の混雑を分散させる効果があるように思われました。
 日中のダイヤが7分30秒に一本から、9分に一本の割合で電車が減少してしまい
ましたが、逆に朝の通勤通学の時間帯はより便利で使いやすい方向に向かったと思い
ました。

2009年10月26日
メルマガ・路面電車 石崎達也

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