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2002-06-29 ゴミの所有者 |
1999年6月29日の土石流で私が暮らしている広島市佐伯区の一部では土石流が発生して死亡者1名、その他、ケガをしたり家を流されたりした人が多数でた。この災害の直後から町内会組織でボランティアを募り災害復旧のお手伝いを行った。ボランティアで駆けつけると、どうしてよいものか被災者はただ呆然としながら家の片付けを行っている姿をいくつも見たものである。ここで行ったボランティア活動の殆どは家屋や敷地に押し寄せた土砂の搬出であった。
土石流が発生したとはいえ、行政は基本的に住民の財産の保障は行ってくれない。ましてや押し寄せた土砂の撤去は基本的にその土地の所有者が行わなければならないのである。そこに住む住人の力だけでは到底土砂の搬出は不可能なことははっきりしていた。この一帯にある町内会など協力によりボランティアがかなりの人数を集め2週間余りの間にかなりの土砂の搬出をおこなったものである。
基本的にその土地にある土砂やゴミはその土地の所有者が処理しなければならないのである。

話がゴミの問題とどのように絡んでくるのか心配している読者さんもいることであろう。そろそろ本題に入ることとする。私が以前から気になっていた紙屋町地下街シャレオで発生したゴミが周囲に撒き散らされる問題をここで取り上げたいのである。
紙屋町地下街シャレオの周囲の地上施設にはなどでは数多くのゴミが捨てられている。それも見覚えのある地下街のお店で販売している飲料のプラスチックのコップなどがとても目立つことである。もともとこれらのプラスチックコップは目立つようにデザインされているので、少ない量でも目立つ性質があるのかもしれないが、とにかく気になるものである。なぜこのように地下街以外でこのように地下街で発生したゴミが目立つかと言えば地下街にゴミ箱がないからである。ゴミ発生をなくす目的でゴミ箱の設置を行っていないとの地下街の管理会社の担当者がTV番組で発言していたことを思い出す。
しかし現実問題地下街で発生したゴミを周囲に押し付けるだけの今の施策は本当に正しいものなのか甚だ疑問である。確かに飲食店などで「お持ち帰り」として販売されたものは購入したお客の管理下にあるものなので、飲食店でどうのこうのと注文することは出来ないものかもしれない。しかし、その場ですぐに消費される可能性が非常に高い氷入りなどが入った冷たい飲料などはお持ち帰りをしたらどうなるかすぐに分かることではないかと思っている。そう中身を飲み干すとカップ類はゴミとなってしまうのである。氷が入っていると氷解熱の関係でカップの周囲には水滴も着くし長く持ち歩きたくないものであることが明らかであるはずだ。上記の土石流被害の話にもあったとおり、ゴミが放置されれば放置された場所の管理者がそのゴミを処分しなければならないのである。道路や歩道に放置されればそこを管理する地方自治体や国が処理しなければならず、路面電車の電停に放置すれば路面電車の事業者がそのゴミを処理しなければならないのである。もちろんある程度のゴミが発生することは当然予想されており、そのための清掃活動も行われている。

問題なのは地下街だけがそのゴミ処理を嫌い周囲に迷惑を掛けることをしてもよいものなのかここであえて問いかけたいところなのである。電停や歩道でゴミが散乱しているのはとても気分が悪いことだし、利用者や歩行者に迷惑を掛けていることは明らかである。ここで私が言いたいのはゴミの発生原因の根本部分に何ら手を加えることなくゴミを周囲に押し付ける地下街の管理方法に声を上げたいのである。地下街でゴミの発生を抑えたければ、本来ゴミが発生しない工夫が地下街自身で必要なはずなのである。明らかにゴミとなる可能性の高い飲食物を持ち帰り販売させないなどの処置がまず最初にあるべきなのである。飲食店では店内で飲食をさせ、発生した食べ残し・飲み残しの残飯を処理して、容器の回収に努めるべきなのである。このような施策を取った後で、ゴミ箱の撤去などを考えるべきものではないかと私は考えている。

ゴミが単に邪魔になるものだけではなく、こうした障害者用の表示にも迷惑を掛けることもあるのである。公共性高い場所でのゴミの発生と処理に関しては慎重な施策が必要であると考えている。
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著作:石崎達也 制作:有限会社タツヤ模型