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2002-08-21 7号線乗換電停の提案

 2002年(平成14年)8月10日の太田川花火大会の臨時電車として都心線と呼ばれていた7号線(横川−紙屋町−広島港 注1)の運転が行われた。JR横川駅の駅前部分の改良工事が完了するといよいよ7号線の本格的な運用が開始される見込みであるが、この7号線に関して乗換電停の問題点を提起して改善案を提案したいと思う。

 今までの広島電鉄が行っている乗換政策から考察してみると、横川線(7号線・8号線)を走る電車の乗換えは十日市町電停だけに設定されることと思われる。ここでちょっとした乗換えに関する問題点がある。たとえば広島駅を出発する2号線(広電西広島・広電宮島口行き)や6号線(江波行き)の電車に乗り込んで横川駅方面に乗り換えるには十日市町電停で降車したあと、横断歩道を3回も渡って乗り場を移動しなければならないことである。下図はその様子を示したもので、赤線部分がその経路となる。健常者であってもこの移動する距離と労力や時間がとても勿体ない感じがするものである。ましてや障害者などにとってはとても苦労させられるものである。

 これではせっかくの十日市交差点の電停の改良工事を行ったのにバリアフリーどころかバリア電停となってしまうのである。そこで私はこの問題点を十日市交差点の構造を変更することなく対応できる方法を思いついたのでここに発表することとしたのである。

 

 注1:2002年8月10日の花火大会の時は日赤病院前までの運行

 注2:下図では十日市交差点の東側を経由するルートで経路が描かれているが、西側を通るルートも同じような時間と距離が必要なのである。

 

 ここで私は以下のように7号線電車の乗換を提案したいと思っている。横断歩道を3回も渡らなくてはならないのは下の路線図を見ていただければ分かると思うが、紙屋町東より広島駅側にある電停(青色で表示してある)から2号線または6号線の電車に乗り込んだ場合に発生するのである。もともと7号線の電車の走っている経路の電停では7号線の電車を待って乗り込めば何の問題もないのは当然である。

 そこで十日市町電停で必ず乗換を行うのではなく、紙屋町西電停でも乗換えを可能にしておけば、同じ紙屋町西電停の乗り場の上で乗り場を移動することなくそのまま2号線または6号線の電車から7号線の電車に乗換を行うことが出来て大変便利になる。また逆に横川方面から7号線の電車に乗り込んで八丁堀方面に出かけるときにも紙屋町西電停で乗換えると、現在の十日市町電停で横断歩道を2回渡るより労力的にも時間的にも便利なことは言うまでもないことである。

 このように乗換で乗り場を移動するために横断歩道をいくつも移動することを無くし、同じ電停の乗り場でそのまま系統の違う電車に乗換える処置は障害者や車椅子の乗客・ベビーカーを押した母親などのことを考えても大変便利で安全である。すぐにでも出来るバリアフリー政策になることは間違いのないことである。それも新しく施設を準備をすることなく、カードなどの料金の精算システムの一部変更で対応出来ることなので7号線開業時には是非とも対応していただきたい内容だと思っている。7号線には超低床電車のグリーンムーバー(5000形電車)の導入を予定しているそうなので、バリアフリーの観点からもこの様な乗換え処置は是非とも必要なものだと考えている。是非ともこの様な方法できめ細かくバリアフリーに対応して広島電鉄の株を上げて欲しいと願っている。

 

注意:この文章での「乗換」は「乗り継ぎ」の意味である。

 

2002-08-22追記

 本日(2002-08-22)の取材で再度十日市町電停の乗り場の移動の様子に関して取材してきたのでここに報告する。

 この写真は十日市町電停の土橋方面行きの乗り場から見た横川駅方面行きの乗り場である。黄色い矢印が横川駅行き乗り場である。写真は人間の視野に近いとされる35ミリカメラで50ミリの焦点距離相当にズームレンズを設定してある。撮影場所から反対側の電停乗り場までおよそ40〜50メートルと言った感じである。実際にはここから3箇所の横断歩道を渡って向こう側の電停乗り場に移動しなくてはならないため余計に距離が必要となってくる。

 

 上の写真では降車する土橋方面行きの乗り場のうち最も横断歩道に距離の近い部分で撮影を行ったが、実際にはこの電停乗り場の真反対に降り立つ可能性がとても高いのである。6号線のワンマン電車の場合ほぼこの乗り場の最も遠い場所に降ろされるのである。2号線の連接電車の場合、後ろの車掌がいる扉から降車すれば20メートル程度の近道になる可能性がある。しかし前方の運転士のいるところで降りた場合、先ほどのワンマン電車と同じ結果となってしまうのである。

 この電停乗り場の先端部分から見る横川駅方面行きの乗り場はかなり遠いことがよく分かる。横断歩道を3箇所もわたって向こうの電停乗り場に移動するのも大変なことである。少なくともこの現状を見る限りこの十日市町電停だけで乗換え(乗り継ぎ)を行うことは健常者ならともかく、障害者や病気の人・乳児を連れた母親などにとってはとても過酷なことである。もちろん料金が加算されない乗り継ぎ制度を利用することなく、単に150円で済むところを2回分の運賃を支払って紙屋町西電停で乗換えることも利用者としての選択肢に入ると思うが、何のための乗り継ぎ制度かを考えればこの様な無駄な出費を強いることは広島市民の理解を得るのはとても難しいことであろう。

 

 

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著作:石崎達也 制作:有限会社タツヤ模型