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2004-07-10 除草除去作業を考え直して欲しい

 夏を迎えて植物の成長は盛んになっています。河川の土手や高速道路や西広島バイパスの法面では背を伸ばした雑草を刈り取る作業が見られる季節となりました。そして広電電車の宮島線でも雑草の除去作業が行われるようになりました。

 ここで以前から気になっていたことですが、広電宮島線で雑草を機械によって刈り取ったあと、この雑草たちはそのまま放置されていることです。風に吹かれるまま、雨に流されるままとなっています。この刈り取られた雑草の一部は周辺の道路に出てしまい、広島電鉄の敷地内だけでなく、周辺環境も悪化させています。

 河川や道路で行われた雑草の刈り取り作業では何台ものトラックに雑草を載せて運んでいます。このような公共事業として行われている雑草の除去作業では刈り取ったあとの雑草をゴミとして処分するのが常識のようです。また周辺の環境のことを考えれば当然のこととも思われます。(右の写真は太田川放水路の新己斐橋周辺の写真です。刈り取られた雑草は全て撤去されていました。)

 昔からのやり方で刈り取った雑草を放置するのが広島電鉄としての流儀なのかは不明です。しかし現在は社会的状況が違ってきているものと思っています。すでに広島市では2003年10月1日からポイ捨て等の防止に関する条例が施行されています。これによると事業者(広島電鉄も当然含まれます)は事業所やその周辺の清掃美化に努めるように求めています。

 この広島市のポイ捨て条例を受けて電停乗り場での禁煙処置を実施したことは記憶に新しいことです。このように環境問題や法令に敏感に反応した広島電鉄がこのような無配慮な雑草の処理を行いつづけていることはとても残念でなりません。もちろんポイ捨て条例の求めている努力を行っているとも思われません。(左の画像は広島市のポイ捨て等の防止に関する条例のパンフレットの中の事業者に対する記述の一部です。)

 私は刈り取った雑草がゴミとして適正に処分されることを希望しています。

 さらに線路内に投げ込まれた空き缶やペットボトルのゴミもそのまま放置されていることも問題です。これらのゴミは残念ながら市民が投げ込んだものと思われますが、これらのゴミなどを放置していると、新たなゴミを呼び込む原因となります。雑草の処分を行うときに、この空き缶などのゴミも一緒に処分して欲しいものと願っています。

 私からの提案

 法令などの壁によって実現性があるかどうかは不明ですが、私は雑草が伸びやすい地域の線路の敷地内で植物の栽培を許可するなどをして、地域の住民によって手入れしてもらう方法を提案します。

 もともと線路の左右をフェンスで囲んでいるのは安全確保のために一般市民が立ち入れないようにしているものです。しかし現実にはこれを無視して一部の市民が線路の脇の敷地内で植物を栽培しています。このような場所では栽培をしている市民の手によって手入れが行き届いている特徴があります。ゴミが投げ込まれれば、すぐに撤去するものです。そして雑草が生えれば除去するものです。自分が栽培している植物を守る行為が環境をも守っていることとなっています。またこれらの植物が咲かせる花は沿線住民だけでなく、電車を利用する利用客の目をも楽しませてくれます。

 私は安全確保のための教育や各種の条件を付けるなどをした上で、線路脇の美化作業のボランティア登録を行い、美化作業の一環として植物の栽培も認める方策は出来ないものかと考えています。ここで大切なことは清掃作業だけを限定したものではなく、周辺環境の美化と言う観点から植物の栽培を認めることです。これで単に広島電鉄だけが線路の周辺の清掃という利益を得るわけではなく、沿線住民もが利益を得ることが出来るわけで、継続性のあるボランティア活動が見込まれるわけです。

 単純にゴミ捨て禁止を広島電鉄が唱えてもゴミ捨てを防止できないものです。しかし常に周囲の住民から関心が持たれるように美化ボランティアを実施すると、地域の住民の目が届くようになりゴミ捨ての減少効果が見込まれます。さらに発生したゴミを地域の住民の手によって撤去してもらえることは広島電鉄にとっても多くの面でメリットがあるものと思われます。

 さらに河川と同じように地域を分断する線路は地域の住民にとってはバリアであり、迷惑施設でしかありません。しかしこの線路について関心を持って、理解をしてくれる市民が増えて良好な交流を得ることが出来れば、広島電鉄にとって計りしえない財産となるものと私は考えています。

 

2006-06-10追記

 その後の経過観察をしていたところ、除草作業後のゴミの収集は確実に行われているようです。
 その後、関係者などにお話しを聞いたところ、従来は除草作業の「草刈」と「収集」は別の日に行うことが多かったそうです。しかし長期間に渡って放置された状態は担当者が忘れてしまったのではないかとのことです。

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著作:石崎達也 制作:有限会社タツヤ模型