| 5.被爆電車653号と654号の最終運転の様子 |
被爆電車の653号と654号の最終運転日は2006年6月25日(日)でした。
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運転の最終日は早朝からマスコミ取材陣やファンの人たちが数多く千田車庫の出入口に集まっていて、654号の出発を待っていました。654号は7時ごろ千田車庫を出発した後、夕方まで3号線(広島港−広電西広島間)で最後の営業運転を行いました。同様に引退する653号は残念ながら営業運転が行われなかったようです。
広島電鉄としては珍しくヘッドマークが掲げられていました。殆どの電車が人知れずひっそりと引退していることを考えると、654号のヘッドマークは破格の扱いであったことが分かります。このヘッドマークで654号が今日でお別れをすることを知った市民も多かったようです。
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夕方までいつもと変わらぬように654号は走りつづけました。そして一日を掛けてしっかりと広島市民とお別れをしていました。
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感傷的になる訳ではありませんが、機械の電車同士もすれ違うときにお別れを掛けあっているように思えました。
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最後は江波車庫に回送されました。654号は今後広島市交通科学館に保存するために整備が行われるそうです。
長く広島市民の足として頑張ってくれた二両の被爆電車にありがとうの言葉を贈ります。
2006年6月25日掲載
著作:石崎達也 制作:有限会社タツヤ模型