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広島の散歩道 (路面電車やバスを使って歩く!)

 私はかねてより歩きやすい街作りが都市を活性化させると考えています。とくにこれから高齢化社会を迎えて、公共交通と徒歩を組み合わせて住居と街をつなぐことがとても大切な時代になるとも考えています。

 そこで公共交通機関と徒歩が如何に大切なことであるかを実感するものとして広島の観光に着目して、観光客や広島市民の散策に役立つガイドを作ってみようと考えました。

 時代はWalk Around(ウォーク・アラウンド)からWalk Through(ウォーク・スルー)へ

 石崎達也が独自に提案する散歩の仕方は出発地点に戻らずどんどん先に行ってしまう歩き方です。

 自家用乗用車を使って観光地に訪れた場合には必ず、駐車場から出発して駐車場に戻るコースを辿らなくてはなりません。公共交通機関を利用して徒歩で移動する場合には必ずしも出発点を終点とする必要はなく、どんどん新しい風景を見ながら移動できる特徴があります。こうした特性を配慮して、観光地の最寄駅などを示したものではなく、最寄の駅から出発して別の最寄駅前を移動することで同じ場所を往復しなくてすむように配慮してみました。ただし、このような配慮ができない場所も当然ありますので、その場合には最寄駅からの往復となります。

 一口に観光と言っても四季折々で風景が変わる場所が多いため、今後季節が変わるたびごとに、それぞれの季節に合わせた内容で編集してゆきたいと考えています。そのため、コンテンツ第一弾は秋の季節を感じさせる紅葉をメインテーマにしてコンテンツを作り始めることとしました。

1.紅葉の平和公園
(原爆ドーム前電停>平和公園内散策>平和大橋>袋町電停)
 徒歩部分30分程度

 広島市中心部にある平和記念公園(通称:平和公園)を見て回るコースの紹介です。晩秋の紅葉の季節には綺麗な風景が数多く展開しており、単に散策するだけでなく、ベンチなどでゆっくりと読書するなどの時間が持てると思います。

2.紅葉の平和大通り(福島町電停>平和大通りを横断>袋町電停) 時間1.5時間程度(準備中)

3.紅葉の広島城&美術館めぐり 徒歩部分40−50分程度

 広島市中心部にある広島城と二箇所の美術館を巡るコースです。芸術・文化の秋には最適なコースかもしれません。ぜひ歩いてみてください。

 

 

4.冬の野鳥観察コース

 広島市西部の八幡川で野鳥を観察しながら散歩をするコースの紹介です。冬の時期には多くの冬鳥が寒さを逃れて飛来してきます。これら冬の時期にしか見られないカモやカモメ類をゆっくり観察しながら時間を過ごすのも楽しいものです。

 

 

5.春のお花見コース

 春と言えば桜。日本全国に桜の名所は存在していますが、ここでは散策を考慮して桜を眺めながら歩けるコースを選んでみました。

 広島市内でも桜の名所はいくつもありますが、やはり比治山の桜が一番有名ではないかと思っています。このお花見シーズンには比治山への自動車の乗り入れは禁止されていますので、徒歩か公共交通機関を利用して行く事となります。紹介するコースは直接比治山下電停まで乗りつけるものではなく、荒神橋の手前にある的場町電停まで広電電車を使い、その後、猿猴川沿いの桜を眺めながら散策を行い、距離もそれほど遠くない比治山まで歩いて行くものです。最後に比治山を持ってくることで、思う存分桜を楽しんで、更に坂道を登り降りすることの疲れが出たところで、広電電車の比治山下電停から乗り込み帰り道につくものです。

 

特別コラム 【他の都市での取り組み紹介】 川崎市宮前区のバスのりあるき

【企画意図】

 公共交通機関は残して行かなければならないものです。しかし、日本の人口減少や少子高齢化により、通勤通学客が急激に減少しています。2010年には2000年の1割ほどの就労人口が減少するとも言われています。この就労人口の減少に伴い更なる公共交通機関の利用者が減少するものと予想されています。こうした利用客の減少に伴い公共交通機関の事業者は事業の縮小や撤退を余儀なくされる場合も出てくるものと予想されます。

 このような現状を鑑み環境面などと合わせて都市部への自動車の流入を規制して、公共交通機関への依存度を高めることを声高に叫ぶ一部の人たちもいます。しかしこうした規制によって本当に地域で生活している人にとって本当に便利な状況が訪れるでしょうか?私は市民の反発を生むだけだと思っています。より便利なものや地域へ流れて行き、結果として地域が寂れて行くばかりになると思われてなりません。

 そこで私の持論の「規制から誘導へ」の政策が必要ではないかと思っているのです。市民が公共交通機関を使えばこれほど便利になる実例を示すことにより、従来からある自動車一辺倒のものの考え方から公共交通機関も一緒に利用したほうが便利で快適であることを示すことにより、市民自らが公共交通機関を選択する(選択できる)ように誘導することが望ましいものと私は考えています。

 そこで公共交通機関が便利である実例として散歩を題材にして公共交通機関の上手な使い方を紹介する企画を立てたものです。

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このページは2003年(平成15年)10月30日に開設しました。

著作:石崎達也 制作:有限会社タツヤ模型